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テニス大会が観客1000人を入れて開催へ、ジョコ騒動のさなか ドイツ
テニス大会が観客1000人を入れて開催へ、ジョコ騒動のさなか ドイツ
【AFP=時事】男子テニス、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)がバルカン半島で開催したイベントで、自身を含め4人の新型コロナウイルス感染者が出たため論争が巻き起こる中、7月にドイツ・ベルリンで開催される大会が観客1000人を入れて行われることが明らかとなった。

ドイツの首都では二つの大会が開催される予定で、一つは屋外のシュティフィ・グラフ・スタジアム(Steffi Graf Stadium)で、もう一つは旧テンペルホーフ空港(Tempelhof Airport)の屋内で開催される。

大会ディレクターで、ドイツのフェドカップ(Fed Cup)チームで監督を務めるバーバラ・リトナー(Barbara Rittner)氏は、同国の放送局ドイチェ・ヴェレ(Deutsche Welle)に対し、「7月中旬に主催する大会は、ベルリン議会と連携の上で厳格な衛生構想により運営される」と話した。

「観客数はシュティフィ・グラフ・スタジアムは約1000人、テンペルホーフの格納庫は約300人となる」「注意を払ってすべての規則を守ること、事前に選手の検査をすることが重要になる。これは大会を開催する必須条件の一つ」「われわれは状況や規則に細心の注意を払う」

クロアチアとセルビアのベオグラードで開催され、その後中止となったアドリア・ツアー(Adria Tour)では、参加後にジョコビッチをはじめグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)、ボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)、ヴィクトル・トロイキ(Viktor Troicki、セルビア)の陽性が判明。

最小限のソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)しか採用されなかった大会は、約4000人が観戦した。



【日時】2020年06月25日 13:19
【ソース】AFPBB News
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